「自分を変える習慣力」を読んで

自分を変える習慣力

三浦 将(著)

まずは最初にとりくむ一つの習慣化することを決め、それを習慣化する。一つのことを習慣化することで、それがスイッチとなりさまざまな良い習慣が連鎖的に身についていく。本書では、それらを脳科学的根拠をふまえて説明しています。

習慣化をするには意志力が必要です。注目すべきは、「意志力は消耗する」ということです。ケリー・マクゴニガルさんの「スタンフォードの自分を変える教室」でも詳しく意志力の消耗について記載されていますが、本書においても同様に「意志力は消耗する」ので無理したり、無頑張りすぎても習慣化は難しいといっています。

確かに目標を決め、さあやろうとするとき、あれも、これも頑張ると最初に決め、結局長続きしなかった経験はたくさんあります。また、継続できなかったことで自己嫌悪になることもあります。

本書がいっているように、無理しないでできることを習慣化し、それを達成していくことで自信もうまれ、さまざまな良い影響がでてくることは納得できます。

習慣化が定着できない経験があるかたにオススメの書籍です。一度試して見る価値は大いにあります。あわせてケリー・マクゴニガルさんの「スタンフォードの自分を変える教室」も読んでみれば、より深く理解できると思います。

Goals の使い方においても本書籍は参考になります。残念ながら今はGoalsでは目標と習慣化と明確に入力する項目は分けていませんが、目標に習慣化したい項目を入力し、行動の記録や確認をすることができます。

本書にそった Goals の使用の一例です。

(1) 本当にやりたい目標(目的)を決める

本書で本当にやりたい目標(目的)の決め方が書かれています。

(2) 本当にやりたい目標を Goals に入力する

当然、プライオリティは「高」です。毎朝通知するように設定することで、毎日確認します。

(3) 本当にやりたい目標(目的)を達成するための大事だと思われる習慣をピックアップする

(4) いくつかピックアップした習慣を Goals に入力する

ここではまずリストアップのために Goals に入力します。プライオリティは「中」以下がいいでしょう。

(5) 入力した習慣の中から最初にとりくむ習慣を決める

毎日続けられる習慣が理想です。

(6) 最初にとりくむ習慣はプライオリティを「高」にし、期限を設定する

習慣化できたかどうかはまず3ヶ月続けてみることをおすすめします。

(7) 最初にとりくむ習慣のプランを入力する

毎日おこなう行動であれば、例えばGoogleカレンダーと連携し毎週日曜日に習慣の達成状態を確認するイベントを設定し、3ヶ月間(期限を3ヶ月後にした場合)入れておきます。一週間継続できれば、そのイベントは完了です。そうする事で達成状況が確認できます。あまり厳しくせず80%できれば一つのイベントは完了でいいと思います。

(8) 毎日どれくらいできたかメモに入力する

Goals のメモに習慣についてのとりくみ状況の日記をつけます。画像などを併用すると楽しいでしょう。

どうでしょうか? Goals は比較的自由に入力できるようにしているので、いろんな自己啓発本やビジネス本に利用できると思います・・・

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